「急に体調を崩し病院代が嵩む」「仕事を長く休んでしまったので来月の給与が不安」「冠婚葬祭が重なり予定してなかった出費が続く」「こんなことなら貯金しておけばよかった」「明日までの支払いはどうすれば」「相談したくても周りはきちんとお金の管理が出来ているのだからなんだか相談しにくい」「もしかして自分だけがこんなにお金の管理が出来ていないのだろうか」… いいえ、世の中の大抵の人はお金の悩みを抱えていますし世の中の人の大抵の悩みはお金があることでほぼ解決できると言われています。しかし「お金の悩み」に関して言えば口に出す事自体が憚られる社会的空気がありその悩みを他人に打ち明けられる人はそう多くありません。ですが実際には皆言わないだけで一見しっかりしてそうな彼女やお金に五月蝿い彼も苦労しているのです。
消費者金融の利用者数
その証拠というわけではないのですがある調査の結果によると現在日本で消費者金融をしているあるいは利用したことがある人口は凡そ1500万人に届く勢い だといいます。消費者金融といえば利用目的を問わない融資を無担保保証人無しで受けることのできるキャッシング(フリーローン)でお馴染みのお金を借りる 為の一般消費者向け金融業者です。
現在の日本人口は凡そ1億2000万超と言われているので単純計算ではありますが凡そ8人に1人がキャッシングを利用したことがあると いう計算になります。8人に1人ということはだいたい電車の長いすに座っている人のうち1人はキャッシングを使ったことがあり、割合的には75歳以上の人と すれ違うのと同じくらいの確立でキャッシング利用者とすれ違っている事になります。これほどキャッシングでお金を借りなくてはいけないほどお金に困っている人 がいながら、知人や友人との会話の中でキャッシングの話題が出てこないはやはり一重にあまり誇って話せるような事ではないからでしょう、しかしこの割合を 知っていればテレビCMや電車の広告数や町を歩いてみた時に見かける実際の店舗数にも納得がいくのではないでしょうか。 | ![]() |
利用者数と即日審査
ただこのキャッシングの利用者数に関して言えば爆発的に増えたのはここ数年の間だといわれています。その背景にはもちろん不景気による影響や小家族化による頼る宛の減少もあるのでしょうが、一番の要因だといわれているのは「即日審査の普及」だといわれています。それは何故か?例えば皆さんは急にお金が必要になったとしてそれは「何時まで」に必要でしょうか。一年先?あるいは一ヶ月先?これだけ先の予定に向けて消費者金融でお金を借りる人はそういないでしょう、おそらく消費者金融を利用するしかないと思い至った時点で遅くても1週間後にはお金が必要という人が大半でしょう。しかし一昔前の銀行や消費者金融は融資までにある程度の時間、だいたい1~2週間がかかっていたので「期日までに融資が間に合わなかった」のです。銀行に至っては即日審査を行っているごく一部を除き未だに申し込みから融資を受けるまで1~2週間かかるといわれています。しかし「即日審査」さらには「即日融資」のサービスが消費者金融を中心に普及することで事態は一転「期日に融資が間に合う」ようになった事、また即日審査の普及に伴いインターネットでの申し込みが可能になった事で消費者金融の利用者は劇的に増えたといわれています。
即日審査の仕組み
申し込んだその日のうちに審査結果がわかる即日審査が可能になったのは「スコアリング」と呼ばれる審査方法が普及した為だ といわれています。スコアリングでは「年収」「勤続年数」「現在の借入総額」といった返済能力や「持ち家or借り家」「既婚or未婚」「固定電話or携帯 電話」といったステータス等の審査項目に点数をつけていきます。そしてその点数の合計が貸出可能な及第点に達しているか否かで審査の合否を判断します。こ の処理はコンピューターによってものの数秒で行われ、コンピューターには難しい残りの処理だけを人の手で行います。その為書類よりもデータの状態でスコアリング対象データが届くインターネット申し込みのほうが窓口申し込みよりさらに早くお手軽に申し込みが行えるというわけです。即日審査ないしスコアリングの普及によって私たちの借り金事情は大きく変わったと言っていいでしょう。 | ![]() |